第７回秋華賞観戦記

　第７回秋華賞は、圧倒的単勝１番人気だったファインモーションが、２着以下に３馬身半の差をつけて圧勝、次元の違いをまざまざと見せつけました。　以下着順です。

　　第７回秋華賞（ＧI、京都芝２０００Ｍ、３歳牝馬、定量、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　今日は秋華賞！　去年実にＧI２１戦中１７戦を観戦したんだけどさ、この秋華賞は見に行ってないんだよな。　地元のＴＶで見てたっけかな。　でも、今年の場合は四国への遠征途中に立ち寄ることができたのだ（笑）　ささ、初めての秋華賞の現場を楽しむすることにするぜい！

　東京を出発して、京都駅に着いたのが１２時過ぎ。　近鉄→京阪と乗り継いで、京都競馬場に到着したのが大体午後１時頃だったかな。　さて、記念入場券記念入場券・・・と。　ってなになに？　一昨年までで秋華賞は記念入場券の発売をやめたってか？！　仕方ねーなぁ・・・まぁ、レープロ（＝レーシングプログラム）だけはＧＥＴしておこっと。

　さて場内はと言うと・・・うーん結構混んでるかも知れねぇなぁ。　やっぱし、観衆のほとんどのお目当ては「あの馬」ってことなんだろうなぁ。　まぁ、かく言うぺんたもその中の１人、なんだが（苦笑）　とりあえず、知人に「あの馬」の単勝馬券を頼まれてたんで、それをまずＧＥＴ。　その後、建物内で簡単に食事を済ます。　何気に朝早い時間に食っただけだったからなー。　やがて食事も終了し、再び場内へ移動。　ちょうど８Ｒの発走前といったところ。　これって、芝２０００Ｍのレースなんで・・・どのぐらいの時計が出るかに注目ってことで。　おぉ、２分そこそこのタイムが出たぞ。　これだとメーンは・・・１分５８秒台の決着になんのかねぇ。

　ぺんたは、何故か中山の９Ｒから勝負。　中山９Ｒって、２歳オープンのアイビーＳなんだけど・・・今年は５頭しか出てねーんだってさ。　そーいえばこのレースって、去年に至っては確か４頭（出走予定５頭で、１頭取り消しがあって４頭だったはず）だったんだよな（苦笑）　でも・・・何だよ人気サイドかよーーー！　つまんねぇなぁ┐('〜`；)┌　　さっさ、こーなったら余計な投資してられんな。　あとはメーンまでじっくりとマネーを温存すっかな。

　さて、やがて時間も過ぎていき午後３時前後。　さあ・・・いよいよ噂の「あの馬」のパドックでの様子を見ることにするぞ。　やがて・・・その馬＝ファインモーションが姿を現わす。　馬体重的にも出走１８頭中最高体重（正確にはヘルスウォールと同体重だったので、最高タイだが）だったってのがあるんだろうけど・・・他の出走馬よりデカく見えたな。　なんちゅーの、スケールが違うっちゅーか。　歩き方みてても一切乱れるところナシ。　どっしりとしたものだった。　これは・・・さすがに軸にしないわけにゃいかんな。　でも、この馬を軸にするってことはあまり手広く流せない。　５頭ピックアップして（どの馬をピックアップしたかは、勝負馬券の項目参照）パドック撤収。　馬券買った後、本馬場入場の写真を撮影！　さ、あとはレースの発走を待つのみ。　やがて定刻になり、ファンファーレが鳴り響く。　ゲート入りがはじまる・・・おうおう、シャイニンルビーがゲート内でかなーり暴れてる模様だなぁ（苦笑）　　あらら、一旦ゲートの外に出されてもーたぞ。　ん、あーどうやら結局外枠発走になってもーたみたいだ。　まあ、そんなこともあったけど・・・やがて全馬のゲート入りも終了。　さぁ「あの馬」は、一体今日は「何馬身」ちぎって勝つのだろうか？（笑）

　レーススタート！！　ファインモーション、好スタート！　ってか、こりゃあ完璧に勝ったな（笑）　さて展開はというと、予想通りユウキャラットがハナに立つ。　おや、タムロチェリーが前の方に行ってるじゃん。　で、４番手あたりに馬券の本線の片棒、チャペルコンサートがつけてるな。　そんで・・・その直後の外めにファインモーションがいんぞ。　無理なく好位置につけたって感じだもんなぁ。　２コーナーに向かう途中にちょっとだけ掛かり気味かな、とも思えたけどすぐに落ちついたしな。　あとチェックした馬では、カネトシディザイアがちょうどその直後あたり。　サクラヴィクトリアが中団やや後ろ。　でも同馬にしてみれば前の方なんじゃないかな。　マイネミモーゼが後方からと言ったところ。

　前半１０００Ｍ・・・うーん、手元の時計だと５９秒ぐらいかなあ（正確には５９秒０）。　京都の馬場考えればこれで平均ペースってところ、かなぁ。　やがてレースは３角から４角へ。　あぁあぁ、持ったままで外から「緑の帽子」が上がっていったよ（苦笑）　チャペルコンサートも一緒に上がっていってんだけど、手応えが違いすぎる。　何せ片や持ったまま、片や手綱グイグイだもんなぁ┐('〜`；)┌　直線向いたあたりでは、その「緑の帽子」ファインモーションが先頭のユウキャラットをあっさりと捕まえてたよ。　さぁ、後は一体何馬身ちぎるのかが注目だ（笑）

　おぉ、さすがにＧIである今日は少々追ってはいるじゃん。　でも、ムチをふるう様子は全く無いっぽいけど（爆）　手綱をグイっとしごく程度だった。　でも、後続との差はあっとゆー間に１馬身、２馬身と広がってゆく。　後続の馬はみんな一杯一杯に追っていると言うのに（苦笑）　恐るべし・・・ファインモーション。　本当は２着争いに注目しなければいけないはずなのに、何故かゴールの瞬間はファインモーションのほうにしか目がいってなかったな。　そして、最後のゴールの瞬間は・・・なーんか少し流してるようにも見えたぞ。　結局、後続に３馬身か４馬身つけて堂々のゴール。　この瞬間、競馬界に新しい「スターホース」が誕生したってことだわな。　勝ち時計は、秋華賞レコードタイの１分５８秒１。　しかもそのタイムを「楽々と」出してしまったってのが凄いよなー（笑）　一杯に追ってたら、間違いなく１分５７秒台の半ばぐらい出てた気がする。　あ！　そうだそうだ２着って結局どうなったんだ？？　あぁ・・・ターフビジョンを見ると「１８」ってのが突っ込んできてるな。　サクラヴィクトリアかぁ・・・何だよ結局ローズＳの１・２でそのまま決まったんじゃん。　うーむ・・・やっぱし一点で行くべきだったのか・・・。　おかげで収支はマイナスになってもーたべ（爆）　でもまぁ、今日は強い馬が強い勝ち方をしたところが見られたんで・・・充分だべ！

　　（上の写真：　本馬場入場後、観衆の前に「お披露目」をしたファインモーションの写真。　武豊はたまーにこれをやるんで、今日もやんないかな・・・って思ったら、やったよ（笑）　結構バッチリ写ってて良かったべ）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　単・複は買ってられないので、馬連の８−１２を本線に、１０−１２、１２−１８、５−１２、９−１２。　結果、１２−１８は的中したものの収支はマイナス。　まぁ・・・今日ばかりはこれでもやむを得ないってとこだな。

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったファインモーションはこれで５戦５勝となった。父デインヒル、母ココット（母の父トロイ）という血統。　ちなみに、半兄に１９９６年のＢＣターフや１９９７年のジャパンカップ優勝などＧIを６勝したピルサドスキーがいる。　これまでの主な勝ち鞍は２００２年ローズＳ（ＧII）。　デインヒル産駒の日本のＧI優勝は、香港馬フェアリーキングプローンが優勝した２０００年の安田記念以来。　１番人気の優勝は、前年のテイエムオーシャンに続いて２年連続。　ちなみに、ファインモーションの単勝は１１０円というのは、グレード制導入後のＧIにおける史上最低配当だった。　騎乗した武豊騎手は、２週間前のスプリンターズＳに続くＧI優勝で、国内のＧIではダービー以来騎乗機会３連勝。　秋華賞は、１９９８年にファレノプシスで優勝して以来４年ぶりの勝利。　管理した伊藤雄二調教師は、秋華賞は初制覇。　マックスビューティ（当時はエリザベス女王杯）やエアグルーヴなどでも制覇できなかった牝馬ＧI三冠目の「鬼門」を、遂に突破した。　ＧI勝ちとなると、意外にも１９９７年の天皇賞（秋）を牝馬で制したエアグルーヴ以来５年ぶりのことになる。

　（上：　秋華賞に優勝したファインモーション号。右：レースのインタビュー開始時に、ファンに向かって花束を掲げる武豊騎手。　さしものユタカもこの日ばかりは「今日はホント、乗っていただけです。強かった！」と、馬の強さをたたえていた）