第６３回菊花賞観戦記

　第６３回菊花賞は単勝１０番人気だったヒシミラクルが、直線で抜けだし優勝、２着に単勝１６番人気のファストタテヤマが後方から突っ込み前年を上回る大波乱となりました。　以下着順です。

　　第６３回菊花賞（ＧI、京都芝３０００Ｍ、３歳牡・牝馬、定量、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　今日は菊花賞の日です！　この菊花賞は、前年に引き続き２年連続での「現地観戦」ということになるのだ！　まぁ去年の場合は完全にこれ目的で関西遠征したんだけど、今年の場合は長期遠征の締めとして立ち寄ったってわけで・・・まぁ、そんなことは置いといて今日もスカっと当てたいもんだ！

　さて、いつもは１人で観戦するとこなんだが・・・何とこの日は長年の友人が「競馬場ってのがどんなところか見てみたい」とか言い出したんで、引き連れていくことに決定！　急遽決まったこと、だったんだけどな（笑）　でもまぁ・・・たまにはいっか。　その代わり、痛え目に遭っても責任は取らんぞい（爆）　

　そんで、現地には午後１時過ぎに到着。　天気は・・・何時雨が来てもおかしくないよーなどんよりとした曇り空。　そー思いながら、競馬場まで移動してる途中で、早速降って来ましたよ、雨が（苦笑）　あんまりひどくならないで欲しいなぁ。　あぁ、でも競馬場に着いたら上がったべ。　でも・・・また降ってきそうな気がする・・・（爆）

　で、その心配は２時半過ぎに現実のものに・・・ＷＣに行ってる間に雨が降ってきよりました。しかも、今度は本降り！　参った参った（−−；；）　あぁ、ボーっとしてる場合じゃないな・・・そろそろ予想しなきゃいかんなぁ。　しっかし、レニングラードとファストタテヤマのどちらを軸にするかな・・・でもこの雨だからなぁ、切れ味身上のファストタテヤマの方がちょいとキツイのかな。　でもまぁ、両方穴だしなぁ。　ということで、単勝と複勝馬券は２頭とも購入することに決定。　しかし、馬連はレニングラードからのしか総流しかけなかったんだよねぇ・・・あと、３連複はこの２頭軸で総流し。　あぁ、しかし後で思うとこの買い方があんな結末を招こうとは・・・（爆）

　パドックでは写真撮影だけして、さっさと撤収。　馬券を購入して、あとは仕方がないのでスタンド前で傘差しながら発走を待つことにしました。　でも、何か今日の競馬場内の雰囲気は変だなぁ。　どう変かってのはうまく言えないんだけどさ・・・何か起こりそうだなー、って気がするんよ。　あぁ、これは俺の持ってる馬券が結構大穴狙いなんで「何か起きてくれ！」って言う願望がそーいう気にさせてるかも知れなかったんだけど（笑）　まあそんなことを思ってるうちに、定刻の３時４０分となった。　スタート時刻を迎えファンファーレが鳴り響く。　ちなみに友人は順当にノーリーズン絡みの馬券をちょこっとだけ持っていた模様。　さて、そんな友人と俺の全く異なる思惑を胸に枠入りは順調に進んでいく。　やがて大外のアドマイヤマックスがおさまり態勢完了。　しかしその次の瞬間・・・何となく思っていた「何かが起きそう」ってのが現実のことに・・・（笑）

　レーススタート！１頭落馬？！　さて何が・・・あ、赤い帽子？　ってオイオイ、落ちてるのユタカじゃん！　１番人気ノーリーズン、スタート直後に落馬、競走中止です（笑）　あまりのあっけない１番人気馬の結末にざわめく場内。　そりゃーそーだよな。　しかぁーーーし！そんなざわめく場内を横目に、俺の興奮度は一気に最高潮に！　荒れる・・・これは荒れるぞ・・・（ドキドキ）。　どーなる？どーなっちゃうの？！　わくわく・・・いやぁ、面白くなって来たぞ（笑）　あぁ、でも面白かったのはこの瞬間からレースが終わるまでだけ、だったのかも・・・（自爆）

　あぁ、イカンイカン興奮ばかりしてる場合じゃないな・・・レースの方はどーなったんかな。　やはり、ローエングリンとダイタクフラッグが競り合ってるようです。　俺がマークした馬では、タイガーカフェが５番手あたり、バランスオブゲームが８番手あたり、で注目の２頭・・・レニングラードとファストタテヤマは揃って後方待機。　これはまぁ、予想通りの展開。　あとは、２頭のどちらかが末脚を生かすだけ！　と思ってはいたんだが・・・途中からは印上の◎、レニングラードしか見てませんでした（笑）　やがて、逃げていた２頭のうちダイタクフラッグが２周目の２コーナーあたりでつぶれ、ローエンが単騎逃げの状態に。　　で、おおタイガーカフェが３番手じゃん。　何しろこいつも重い印打ってる（▲）んで、粘って欲しいべ！　やがて３コーナー過ぎでローエングリンもつぶれ、押し出されるよーにオレンジの帽子が先頭に・・・メガスターダムかな？　で、肝心のレニングラードは内々の経済コースを通るよーだ！　さぁ、追い出せ！　伸びてこい！

　最後の直線・・・うーん、レニングラードも良い脚は使っているんだろうけど、中々差が詰まらないぞ？！　どうした、もっと伸びろ伸びろ！！　うーん・・・どーにも前には届かなさそうだ。　こりゃダメか・・・と思った、残り２００Ｍを切った時、先頭を行く馬達に大外から襲いかかる１頭の馬が！　おぉ、何かと思ったら一時忘れていたファストタテヤマではないか！　よし、こーなったらお前が差しきってしまえ！　２馬身、１馬身・・・並んだか？？　ってところがゴール板だった・・・うわぁ、これは微妙だなぁ。　差し切っててくれ・・・そーすれば俺の渾身の「２頭単勝勝負」が功を奏するのになぁ。

　しかーし写真判定の結果・・・差し切れてなかったっぽい（−−；；）　ファストタテヤマ、わずかハナ差の２着に終わる・・・勝ったのは、ヒシミラクル・・・っておいおい、騎手角田じゃんか！　くそぉ、１年遅れ（去年ジャングルポケット＝４着）だったんかいな・・・。　って言うかそれよりも何も、何でファストタテヤマからの流し馬券を買ってなかったんだ、俺・・・どーせ穴なんだから、コイツ軸の総流しも買っておけよなぁ（爆）　そーして配当出てからますます後悔の念が・・・馬連：９６０倍？！　馬単１８００倍ちょいとか出てます。　すっげーーーー悔しい取れてるじゃん！！　はぁ・・・どーやら複勝２２．５倍もついていたよーで何とか収支プラスになったけど、もーこんなの「おなぐさみ」だよな（苦笑）　そんなちゃっちープラスよりも、取り逃した魚の大きさにしばし呆然とするしかなかった・・・今まで勝負した全てＧI、いや全レースの中でこんな後悔したことはなかった・・・今回の菊花賞でしたー（自爆）

　　（上の写真：　菊花賞のパドックでの我が◎・レニングラードの周回シーン。　この時点で雨がかなり強くって・・・写真がちょっとボヤけてしまったなぁ、残念）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　７と９の両方の単・複。９から馬連総流しで、７と１１に比重多めに。　更に７−９−１１の３連複。　本文にもあるよーになんで７からの流しを買わなかったんだ・・・すげえ悔しい！！（爆）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったヒシミラクルはこれで１７戦４勝となった。父サッカーボーイ、母シュンサクヨシコ（母の父シェイディハイツ）という血統。　これが重賞初勝利。　菊花賞が重賞初勝利だったというケースは、昨年のマンハッタンカフェに続いてのもの。　サッカーボーイ産駒の菊花賞勝ちは、１９９９年優勝のナリタトップロード以来３年ぶり２頭目。　抽選を通ってクラシック制覇した馬では、先の皐月賞を制したノーリーズンがいる。騎乗した角田晃一騎手は、菊花賞初勝利。　ＧI制覇は、昨年のダービー（ジャングルポケットに騎乗）以来。　管理した佐山優調教師は菊花賞初制覇。　管理馬によるＧI勝利は、ヒシアケボノで優勝した１９９５年のスプリンターズ以来実に７年ぶりの２勝目。

　（上：　菊花賞に優勝したヒシミラクル号。右：レースの表彰式後、インタビューに答えた角田騎手。昨年１番人気（ジャングルポケット）で４着に敗れた雪辱を晴らし、喜びもひとしおのようだった）