第２回ＪＣダート観戦記

　第２回ジャパンカップダートは、圧倒的１番人気だったクロフネが２着に７馬身差をつけ、２分５秒９という驚異的なレコードで圧勝しました。　以下着順です。

　　第２回ジャパンカップダート（ＧI、東京ダ２１００Ｍ、３歳以上、定量、国際、指定、良）全着順

着順 枠 馬番 馬名 馬齢 斤量 騎手 所属厩舎 勝ち時計・着差
１着 ［５］ ９ クロフネ 牡３ ５５ 武豊 松田国 ２分５秒９（Ｒ）
２着 ［４］ ８ ウイングアロー 牡６ ５７ 横山典 南井 ７馬身
３着 ［１］ １ ミラクルオペラ 牡４ ５７ 幸 領家 1/2馬身
４着 ［２］ ３ ノボトゥルー 牡５ ５７ ペリエ 森 3/4馬身
５着 ［２］ ４ プリエミネンス 牝４ ５５ 蛯名 伊藤圭 １馬身
６着 ［６］ １１ リージェントブラフ 牡５ ５７ 吉田 大久保洋 １馬身
７着 ［１］ ２ ワールドクリーク 牡６ ５７ 後藤 新井 １　1/2馬身
８着 ［７］ １４ リドパレス 牡４ ５７ ベイリー アメリカ １　3/4馬身
９着 ［５］ １０ ジェネラスロッチ 牡６ ５７ スティー アメリカ 3/4馬身
１０着 ［８］ １６ ハギノハイグレイド 牡５ ５７ 田中勝 松田国 3/4馬身
１１着 ［４］ ７ ディグフォーイット 牡６ ５７ スミス アメリカ クビ
１２着 ［３］ ５ ミツアキサイレンス 牡４ ５７ 川原 （笠松）粟津 ３馬身
１３着 ［３］ ６ オンワードセイント 牝５ ５５ 勝浦 阿部 ４馬身
１４着 ［８］ １５ レギュラーメンバー 牡４ ５７ 松永幹 山本 ９馬身
１５着 ［６］ １２ アエスクラップ 牡４ ５７ シュタル ドイツ ６馬身
１６着 ［７］ １３ キングオブタラ 牡３ ５５ テュリエ フランス １０馬身

　

配当

単勝 ９ １７０円
複勝 ９ １１０円
…… ８ １３０円
…… １ ２００円
枠番連勝 ［４］− ［５］ ５２０円
馬番連勝 ８−９ ５４０円
ワイド ８−９ ２６０円
…… １−９ ４３０円
…… １−８ ６１０円

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　さあ・・・今週は豪華国際ＧIの２本立てです。　今日は今年で第２回になるジャパンカップダート。　前日には外国馬の公開調教まで見てきたからなー（笑）　それを是非生かしたいものだのぉ。

　この日は大体３時ちょっと前に東京競馬場に到着・・・ってか、何か場内が既に騒然としてるぞ？？　っていうかその直後に・・・大歓声が。　「え？何だ？」って思ってたら・・・あ、もう出走馬が本馬場入場してきたぞ？？　あ・・・そうだ忘れてたよ。　毎年ジャパンカップとジャパンカップダートって出走時間が早いんだっけか・・・新聞見たらそこには「発走 15:20」の文字が。　なるほどね・・・ってか、納得してる場合じゃねえっ！　早く馬券買いにいかな・・・買いそびれるー（爆）

　まあ、馬券は買えたんで一安心。　ってか、クロフネ人気かぶり過ぎじゃない？　確かに前走は驚異的なレコード出したけどさあ・・・距離伸びるしねえ、ちょっと今回は買えないや・・・ってことで、外国からやって来たリドパレスを本命に馬券購入。　いざ勝負！！

　で、馬券買ってゴール前に到着するやもう発走時間になってるし（苦笑）　間一髪で間に合ったって感じだよなあ・・・。　と思ってる間もなく、スターターが台に昇る。　さあ年に１回だけの、土曜に鳴り響くＧIファンファーレの音。　俺は見られないけど・・・某テレビ局の中継も気合が入ってることでしょう（爆笑）　やがてゲート入りも終了し、いざスタート！

　スタートは、外国の２頭がハナを争ってたねえ。っていうか、レギュラーメンバー行けなかったのな（苦笑）　で、我が本命のリドパレスはちょうど真ん中あたりの７・８番手かあ・・・まあまずまずの位置取りだな。　っていうか、外国の馬が比較的前の方に位置してたね。　で・・・クロフネの白い馬体は後ろから４頭目あたり。　ウイングアローがピッタリマークするような展開で進んだ・・・２コーナーまでは（笑）

　２コーナー過ぎで・・・あ、リドパレスの横を白い馬体がスーっと通りすぎていったぞ？　おいおい今回はマイルじゃなくって２１００Ｍ戦だぞ？　他の馬はまだ動く気配を見せない中、その白い馬・・・クロフネは４コーナーの手前で早くも先頭に躍り出ちゃったよ（笑）　前のレース（武蔵野Ｓ、ダート１６００Ｍ）もこんな感じで後続に大差をつけて勝ったけど、この距離ではどうかなー？　しかしその１分後・・・ぺんたを含めた場内のほとんどの観衆がすごいものを見せつけられることになる・・・。

　４コーナーで先頭に立ったクロフネは、バテるどころか後続との差を更にどんどんと広げていってるではないか！（驚）　直線向いたとこでは３馬身ぐらいだった差が・・・４、５馬身って広がっていく。　日本のダートの強豪も外国馬もまるで幼児扱い（￣▽￣；）　っていうか、もう俺も馬券はそっちのけで・・・クロフネの走りを見守ってたよ、最後は（笑）　ということで、２着に後方から追いこんだ昨年の覇者ウイングアローが去年のタイムを更新する走りを見せたが・・・更にその７馬身前方でクロフネはゴール板前を突き抜けていたよ。　そのタイム、ダート２１００Ｍ戦で２分６秒切ってるし！　凄すぎる・・・（驚）　この前のレース同様に、これはもはや芝のオープン並のタイムだよな（苦笑）　この走りをされたら・・・もうダートでは世界でも敵がいないんじゃないのかなあ。　来年はドバイでも行ってサクっと勝っちゃってくれー（＾−＾；；）　で、結局リドパレスは８着でした・・・でも、これは仕方がないよなぁ。　さあ、また来週に・・・ってそっか、今週に限ってはまだ明日もあるんだっけ・・・。　明日は絶対当てるぞ！（笑）

　　

　　（上の写真：　レーススタート直後の写真。　いやあ、この２分後には・・・とてつもない「衝撃」が俺らを襲うことになったんですね（笑）　その瞬間のほうがよかったかな（笑））

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　１４の単と、１４から４点ほどに馬連・ワイド流し。　まあ、仕方ないでしょう・・・勝った馬が強すぎたわ。　まあ、ある意味「歴史の生き証人」になったってことで納得するか（苦笑）

　

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったクロフネはこれで１０戦６勝となった。父フレンチデピュティ、母ブルーアヴェニュー（母の父クラシックゴーゴー）という血統の外国産馬。　主な勝ち鞍は２００１年ＮＨＫマイルＣ（ＧI）、毎日杯、武蔵野Ｓ（以上ＧIII）。　これでＧＩ２勝目。　この日の勝ち時計２分５秒９は、昨年のこのレースでウイングアローが出したタイム（２分７秒２）を実に１秒３速かったことになる。　クロフネは、これで芝とダートの両方のＧＩを優勝したことになる。これは、ＪＲＡだけに限れば史上初（地方を含めると、今年の南部杯と天皇賞（秋）を制したアグネスデジタルがいる）。　騎乗した武豊騎手は、２週前のエリザベス女王杯をトゥザヴィクトリーに騎乗して制覇して以来のＧＩ勝ちで今年２勝目、通算では３６勝目。　管理した松田国英調教師は、このレース初制覇。　管理馬によるＧ１勝利は、同じクロフネで優勝した今年のＮＨＫマイルＣ以来。

　（上：　ジャパンカップダートに優勝したクロフネ号。右：レースの表彰式後、インタビューに答えた武豊騎手。インタビューでは繰り返し「乗ってただけ」と連呼してたねえ（笑）　で最後には「また・・・明日（笑）」と、ジャパンカップに向けての決意もにじませていた）