第３回ジャパンカップダート観戦記

　第３回ジャパンカップダートは、単勝５番人気だったデットーリ騎乗のイーグルカフェが直線最内から抜けだして優勝、２着に単勝１３番人気のリージェントブラフが突っ込み大波乱となりました。　以下着順です。

　　第３回ジャパンカップダート（ＧI、中山ダ１８００Ｍ、３歳以上、定量、国際、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　さて、今日から土曜日曜とＧI２連戦。　今日の土曜がジャパンカップダートで、そんで明日の日曜がジャパンカップ。　ちなみにいつもは東京競馬場でやるんだけど、今年は改築中のため２日間中山競馬場で実施されるのだ。　ふぅ・・・土日とも中山ってのは結構疲れそうだ（苦笑）

　現地には午後２時ちょっと過ぎに到着。　まあＧIとは言っても土曜日だから、このぐらいの時間でもなんとかなるだろう。　でも現地に着いてみると・・・うーん、土曜とは言えさすがにＧIか、それなりに人は多いな。　まあとりあえず、今日外しても明日があるから・・・今日は気楽に勝負ってことで。

　今日も、ゴール前近くのスタンドに陣取ることに。　しかし、今日はメーンまでは勝負は自粛。　中山メーンのＪＣダートと、阪神の方のＧIII重賞・京阪杯が勝負ということで。　しかし、電車乗ってる時からＪＣダートの検討をしてたんだけどさ・・・２頭のどちらを頭にするかでかなーり迷ってた。　その２頭とは、片やイーグルカフェで片やハギノハイグレイド。　どっちも狙い頃というぐらいに人気落ちしてるんよ。　ちなみに、イーグルカフェは前走海外重賞３着で、片やハギノハイグレイドは前走武蔵野Ｓをグリグリの人気で惨敗といった感じ。　更に悩むのは騎手・・・イーグルがデットーリで、ハギノハイグレイドがペリエなんだよな（苦笑）　そんで結局決め手になったのは、菊花賞の時に学んだ「迷った時は人気無い方を狙え」っていう事。　これに従って、イーグルカフェを頭にすることに決定。　っていうのもあるし・・・こういう混戦だと、騎手の腕で決まる場合もあるし、そーなるとデットーリ騎手の「世界の一流の手綱さばき」が勝負を決めるかも、って思って。　まーぶっちゃけ、鞍上デットーリだから頭にしたんだよ！！（笑）　今思うと、この選択が結構重要だったんだな・・・。

　さて、レースの方も１０Ｒまで終了。　だいたい、現在２時４０分ぐらい。　あぁ、そう言えばジャパンカップにせよＪＣダートにせよ出走時刻早えんだよな（ＪＣダートは、３時２５分）。　さっさと流す相手と馬券の買い方も決めて、馬券を買いに行かんと。　馬単２着総流しか、３連複で狙うか・・・でも、アドマイヤドンは複勝圏（３着以内）は外さないよなー、多分。　これを踏まえて、アドマイヤドン（２番）とイーグル（９番）軸の３連複総流しで行くことに決定。　あとは、対抗のハギノハイグレイドと▲のアドマイヤドンへの馬単表裏流し。　ちなみに、あれだけハギノとイーグルで迷ったくせに、３連複の軸をハギノではなくドンにしてるのがミソ（笑）　いやぁ、これはファインプレーだったのかも。　ああ、ちなみに関西のほーのメーン（京阪杯）は・・・追っかけているダービーレグノの単勝と馬単２着総流しで勝負。　ということで・・・馬券購入を終了！　さて、あとはレースに注目するだけだべ！　

　しかし、イマイチ国際色に富んでいるとは言えないなぁ・・・。　まぁ外国馬が４頭だけだから仕方が無いってのがあるんだけど。　とは言っても、出走が近付いてくるとさすがに雰囲気が盛り上がってくる。　さて・・・おぉ、気がつけばもう発走間近ではないか！　そう思う間も無く、スターターが台に上がりファンファーレが鳴る。　去年の観戦記でも書いたかも知れないけど・・・土曜のＧIってことで、某放送局の中継も一層気合が入っていることでしょう（笑）　ゲート入りのほうもやがて終了し・・・態勢が整った！

　レーススタート！　さてさて・・・撮影の準備をせねば。　よし目の前に来た！　（パシャッ！）　さぁ・・・うまく撮れてるんでしょーかねぇ（その結果が、上の写真というわけ）。　さあさあ、撮影も終了したしレースに集中するか。　レースは・・・緑の帽子２騎がハナ争いをしているみたいだ。　アルアランにアブリーズか。　そんで、ゴールドアリュールがいて・・・アドマイヤドンにカネツフルーヴ、外国の馬もいて・・・イーグルカフェはじっくりと中団。　その直後にハギノハイグレイド。　そんで、何故かスマートボーイが最後尾という展開。　出遅れたりしてたっけか・・・ちょっと見てなかったなあ、撮影準備に夢中で（爆）　　

　レースは１０００Ｍ通過が１分１秒１。　やはり、これといった逃げ馬がいないためかダートの１８００Ｍ戦にしてはスローな感じ。　そう思っていると、我が本命のイーグルカフェが早くも４番手に進出。　ゴールドアリュールの真後ろにつけた。　どういう結果になるかわからないけど、デットーリがいつものイーグルカフェと違う面を引き出そうとしてる、そんな風に見えた。　この時点で、理由はわからないけど凄いことになりそうな予感があったんだよな。　その直後に人気のアドマイヤドンがつける。　何しろＪＢＣクラシックのレースが強烈だったんでねえ・・・ドンに勝たれたかなぁ、これは。　

　やがて直線を向くと、イーグルカフェは最内の経済コースを進み先頭に立つ！　よーしこーなったら行けるとこまで粘ったれい！　「残れ残れ残れ！　デットーリ！！」　いつも以上に、絶叫のトーンも上がってたようです。　すると・・・おぉー粘る粘る！！　むしろアドマイヤドンの方が追走に一杯になってるよーにも見えたもん。　これは・・・もらったべ！！　ゴール前１００Ｍのポールを通過して、追走するアドマイヤドンがイーグルカフェと同じ脚色になったよーに見えた時点で、自分の単勝ＧＥＴをほぼ確信！　久々に会心のヒットになったっぽいべ！　そうして、デットーリが３角過ぎから早めに進出するという、いつもと違うレースぶりを見せてイーグルカフェが先頭でゴールを通過したのでした。　正にその騎乗ぶり・・・「魔術」なり！（笑）　そして、ぺんたは両手を突き上げてガッツポーズを連発！！

　ちなみに、追走していたアドマイヤドンはと言うと・・・３着でゴールした模様。　というか、ゴール前大外から１頭凄い脚で追い込んで来た馬がいたんだよな。　何々？３番の馬？？　３番って何だよ・・・んっと、リージェントブラフかぁ。　この馬って、人気無えだろ？　しまった馬単か馬連だったかなあ・・・でも、２着３着が入れ替わってなかったら３連複で正解だったんだし、複勝圏は外さないとにらんだアドマイヤドンが３着をしっかりキープしているから、３連複でも正解。　さてさて・・・やがてレースが確定し配当が出る。　おぉー３連複で５２２倍ですかい！！　当てた馬券の倍率で言ったら、去年の有馬記念（４８６．５倍）を超える最高倍率になった・・・けど、馬単だと１２００倍強だって！　馬単だったかなぁ・・・まぁ、それは贅沢と言うもの。　これでも充分じゃい！　いやー、直前に迷った挙句人気の無い方を選んで正解だったべ。　そして・・・さすがはデットーリ、でした（笑）　さてさて、中山はこうなったけど京都は・・・え？　サイドワインダー−ダービーレグノで決まっただぁ？　こちらも馬単２着総流しが炸裂したっぽい・・・うひゃー流れが良い時はとことん良いもんだ。　そんで、配当は・・・おぉ、こちらはこちらで２２４倍！！　去年は「２週連続万馬券」を年末最後にかましたけど、遂に「同日東西重賞万馬券ＧＥＴ」っちゅー自身初めての快挙を達成！　いやぁ、これで今年どころか・・・何年分かの運を一気に使い切ってしまってたりして（苦笑）

　　（上の写真：　レーススタート直後の写真。　いやあ、去年はこの２分後には・・・とてつもない「衝撃」に襲われたんだけど、今年はすごい「快感」に浸れたなぁ（笑））

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　９の単・複を厚めに１４の単も少々。あとは、９−１４、２−９の馬単表裏に、２と９を軸に３連複総流し。　いやぁ、とりあえず単が当たったのは何よりだったべ！　３連複は・・・正直、望外でした（笑）　本当は馬単ならもっとついてたんだけど、馬単買ってたらどうせ「２着流し」をしてたから、これで充分な結果だ！

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったイーグルカフェはこれで３１戦５勝（うち海外２戦０勝）となった。父ガルチ、母ネットダンサー（母の父ヌレイエフ）という血統の外国産馬。　主な勝ち鞍は２０００年ＮＨＫマイルＣ（ＧI）、京成杯（ＧIII）、および今年の七夕賞（ＧIII）。　これがＧＩ２勝目となる。　イーグルカフェは芝のＧIであるＮＨＫマイルＣも優勝しており、ＪＲＡの芝とダート両方のＧI馬となった。これは、クロフネ、アグネスデジタルに続き３頭目のこと。　ちなみにこの勝利がそのＮＨＫマイルＣ以来のＧI勝利だった。騎乗したデットーリ騎手は、日本のＧIでは１９９６年のジャパンカップでシングスピールに騎乗して優勝したことがある。　管理した小島太調教師は、このレース初制覇。　管理馬によるＧ１勝利は、マンハッタンカフェで優勝した今年の天皇賞（春）以来。　通算では５勝目。

　（上：　ジャパンカップダートに優勝したイーグルカフェ号。　全身で喜びを示すデットーリ騎手の様子もバッチリ。　右：レースの表彰式の様子の写真。　インタビューの写真も撮ろうとしたんだけど、検量室前でやってて、取材陣が多くってうまく撮影できなかった（苦笑））