第３２回高松宮記念観戦記

　第３２回高松宮記念は、単勝３番人気に支持されたショウナンカンプが見事なスタートダッシュを決め、そのまま逃げ切って優勝しました。　以下着順です。

　　第３２回高松宮記念（ＧI、中京芝１２００Ｍ、４歳以上、定量、指定、混合、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　今日は午後２時半頃に中京競馬場に到着。　いやぁ、名古屋到着自体が午後１時過ぎてたんで・・・飯食って即移動したんだけど、こんな時間になってしまったよ。　天気は・・・競馬場到着する前に雨がポツリ、ポツリと・・・（苦笑）　それよりも、寒い！！　まあ予報で寒いかも、って言ってたんで厚着はしていったんだけど・・・風が冷たいのなんのって。

　で、天気の方は競馬場に到着してからは全く問題なかった・・・ってか、晴れてきたぞ（笑）　さて、時間的にはちょうど１０Ｒが終わったところ。　ということで・・・早速パドックに移動。　印をつけた馬を中心にチェック。　特に◎をつけたショウナンカンプは入念にチェック。　馬体重も前走よりさらに絞れて・・・文字通り「仕上げて」きたな、っていう感じの馬体だった。　これを見て、◎を変えないことに決定、っていうか印通りに買うことを決定。　パドックを後にして、いざ馬券を購入！

　で、レースは予定通りにゴール前で観戦することに決定。　おお・・・余裕で本馬場入場に間に合ったぞ、今日は（笑）　って言うか気がつけば青空が広がってるじゃん！　さっきまでの天気は何だったんだろうって思うぐらいの・・・。　去年みたいに傘差すの我慢しながら観戦・・・ってことはなさそうだ。　さて、馬券も買ったし後は時間を待つだけだ！　そうして１５分ぐらい待ったところで・・・いよいよ関西のＧIファンファーレが鳴り響く。　午後３時４０分、スタートの時が迫る。

　今日はいつも以上にスタートの瞬間に力が入る。　というのも、◎のショウナンカンプはスタートで先手が取れるかどうかって言うのが最大のポイントだったから。　頼むから出遅れるなよ・・・。　ということで・・・レーススタート！　・・・・・・・・よーし、もらった！！　（笑）

　ショウナンカンプ、見事なスタートから楽に先頭に立ったよ。　まあ楽って言っても、他の馬だったらある程度押して先頭に立ってるところ。　それを楽に先頭に立てるってところがこの馬の長所。　実に素晴らしいダッシュ力だ。　ショウナンカンプがスンナリ先頭に立って、アドマイヤコジーンがその後ろにつけた。　メジロダーリングやエピグラフ、テネシーガールなどが前の方につけ、トロットスターは中団やや後ろといったあたり。　最後方に注文をつけたスティンガーが、と言う展開。

　前半６００Ｍ、手元の時計で３３秒前後だった（実際には３２秒９）。　普通で考えると平均よりやや速いペースってところなのだが、ことショウナンカンプにとっては前走（オーシャンＳ）で３２秒０って言うのを記録して逃げ切っているっていう実績があり、それを踏まえると３３秒前後というのは楽な流れだったのかも知れない。　レースはあっという間に残り４００Ｍを切り最後の直線に向く。　逃げるショウナンカンプは馬場の最内を通って逃げこみにかかる。　アドマイヤコジーンがそれに並びかけてきた。

　直線・・・追い掛けるべきはずのアドマイヤコジーンなのだが、差が全然詰まってこない。　というか、ショウナンカンプの脚色が全然鈍らないのである。　詰まるどころか、最後の２００Ｍではむしろ差が広がってしまった。　トロットスターなどはこの流れではさすがに届きそうにない。　伸びてきたのは・・・注文をつけて追い込み策をとったこれが引退レースになるスティンガーだけ。　これは強烈な差し脚だった。　とは言ってもこの展開では届かない。　ショウナンカンプは結局最後は２着以下に３馬身以上という、１２００Ｍ戦では大差とも思える差をつけて堂々と逃げ切った。　よしこれでプラスは確保！　ってか２着はそのまま残ってくれーーーー・・・ほっ、何とかアドマイヤコジーンが２着を死守してくれたぜ。　危ない危ない。　ということで・・・おお、最終的には◎−○という大本線で決着したよ（笑）　うわあ、いつ以来だろう・・・去年のダービー以来かな？　◎−○で１・２着っていうのは。　というわけで・・・ショウナンカンプのスピードを目のあたりにし、かつ馬券的にもほぼ文句ない（まあ、スティンガーをマークしなかったことだけがちょっと（苦笑））・・・2002年の中京遠征でした！！

　　（右上写真：　本馬場入場での写真。我が本命のショウナンカンプ（５番）を目の前でパッチリ撮影することができたぞ（笑）　ちゃんと撮れてるか不安だったけど・・・撮れててよかった）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　５の単。あと５から９を重めに馬連＆ワイドの流し。　勝つか惨敗かだと思っていたので複勝は買わなかった。　実は、これが今年初めての重賞レースでのプラス収支だった・・・ま、◎−○で決まったのだから文句なし！！　

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったショウナンカンプは牡４歳でこれで通算１３戦６勝となった。父サクラバクシンオー、母ショウナングレイス（母の父ラッキーソブリン）という血統。　これが重賞初勝利であった。　ちなみにこの高松宮記念は重賞２度目の挑戦だった。　なお、ショウナン軍団にとってもこの勝利が初めての重賞勝ちであった。　関東馬は去年のトロットスターに続いて２年連続の勝利。　また、父サクラバクシンオーと祖父サクラユタカオーもＧIに勝っており、３代にわたってのＧI制覇を達成したことになる。　また、父内国産の馬がＧIに勝ったのは、２０００年秋華賞優勝のティコティコタック（サッカーボーイ産駒）以来のこと。　騎乗した藤田伸二騎手は、１９９９年にマサラッキに乗ってこのレースに勝っており、通算２勝目。　ＧI勝ちは2001年の朝日杯フューチュリティＳ以来。　管理した大久保洋吉調教師はこのレース初優勝。　ＧI勝利は１９９９年エリザベス女王杯（メジロドーベル）以来となる。

　（上：　高松宮記念を制したショウナンカンプ号。右：レースの表彰式後、インタビューに答えた藤田騎手。　スタート後先頭に立った時点でもう勝利を確信していたとのことだった。）