第３３回高松宮記念観戦記

　第３３回高松宮記念は、単勝３番人気だったビリーヴが直線サニングデールの追撃を振り切って優勝、前年のスプリンターズＳに続くスプリントＧI連覇を達成しました。　以下着順です。

　　第３３回高松宮記念（ＧI、中京芝１２００Ｍ、４歳以上、定量、指定、混合、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　さあ、いよいよ今年も年に１回の名古屋遠征がやってきたべ！　ちなみにこの高松宮記念は、これで３年連続の遠征観戦ということになるのだ。　しかも、過去２年はいずれも◎−○で馬券を的中させていて（配当は安めだったが）、ＧI昇格後の的中率が５割を超える相性の良いレースなのだ！　さあ今年もキッチリと当てていくべ！

　競馬場には、午前１０時過ぎに到着。　早くも競馬場のスタンドの一角には、競馬仲間が集結！　現地の人から関東、関西からの遠征組まで、既にかなり盛りあがってる様子。　おぉ、そう言っている側から現地の人から酒類（ウィスキー）を差し出されたぞ。　どうも、ありがとうございます！　では早速頂戴を・・・って、これストレートだわ（大汗）　しかもコップになみなみと注がれてるし・・・でも、せっかくついでくれたんだし、全部飲まなきゃ失礼ってもんだよな！　よしよし、飲んでまえ飲んでまえーーー！　さぁー身体がほてって来たぞーっ！　ってか、今思えばこのウィスキーのストレートを飲み続けたことが、後々とんでもない「大失敗」を引き起こすことになるんだよな・・・（−−；；）

　とりあえず、午前中のレースは馬券購入を見送ることにした。　ただでさえ午前中ってあんま良くわからないのに、中京のレースとなると尚更・・・というわけで、ちょっと様子を見させてもらうことに。　やがて、昼休みに突入。　で、食事を取ってる間にも更に日本酒やらウィスキーを飲み続けてもーた（爆）　さあ、いよいよほろ酔い状態になってきて気分が良くなってきたぞ（苦笑）　でもそれって、馬券を検討する上ではヤバイ状態へ突入しつつある、っていうことなんだよな・・・（爆）

　午後に突入し、７Ｒあたりからちょこちょこと勝負するものの、準メーンの１０Ｒまで的中はナシ。　いけねぇ・・・金額的にはまだ大したハンデでは無いものの、的中ナシと言う事実が重くのしかかる。　さてと、そろそろ高松宮記念の馬券を買いに行かなきゃだ・・・って、あれ？　サニングデールの◎とリキアイタイカンの○は決めてたんだけど、３番手以降の予想ってどうだったっけかな？？　ヤバイ・・・酒のせいで頭が全然働かない。　思い出せんーーーーー。　ええい、現時点でそこそこ配当が高そうなところへ流してしまえい！　ってことで、武豊が乗る馬を含めて、外国馬２頭へ厚く流すことに。　でも本線は当然、◎のサニングデールの単勝と、○であるリキアイタイカンとの馬単表裏！　ああ、でももしここで冷静になって、３番手以降の予想の印を思い出すことができていればなぁー・・・（爆）

　そんでもって、いよいよ本馬場入場。　ちなみに我が◎のサニングデールは１８番ということで、入場は基本的には最後のほうのはず。　デジカメを用意するための充分の余裕はあるな。　そして、いよいよその１８番の馬が入ってきたべ！　さあ、福永今日は頼んだぞーーー！って叫びながら、カメラのシャッターを押す。　パシャッ！　ちょっと遠いかも知れないけど、それなりに撮影はできたんじゃないかな。　そして１０分少々が経過し、いよいよ発走時刻の午後３時４０分となった。　中京競馬場に年に１回のＧIファンファーレが響きわたる。　さぁ、３年連続で馬券的中を達成することができるのだろうか？！

　レーススタート！　最内のビリーヴが一番良いスタートだったように見えた。　その隣の断然の１番人気・ショウナンカンプもまずまずのスタートか。　我が本命のサニングデールもまずまずのスタートに見えたけど、何せ大外だからなぁ・・・。　さて、レースは予想通りショウナンカンプが先頭に立つ。　ってかそれは予想通りだったんだけど、ビリーヴがその直後あたりにピッタリとつけてるじゃん！　中団からレースを進めると思ったんだけどなぁ、これはちょっと予想とは違った・・・アンカツ、積極的だな。　そんで、我が本命のサニングデールは７番手あたり。　大外スタートなんでこの程度の位置取りはやむを得ないな。　対抗のリキアイタイカンは・・・中団やや後方か。　でもいつもよりも位置取りは前のよーだな。　他の馬は・・・って、１２００Ｍ戦だとそこまで見てられる余裕が無いべ（苦笑）

　前半６００Ｍの通過タイムは・・・３３秒ちょうどぐらいか（正確には３２秒９）。　去年ショウナンカンプが勝った時ってこれぐらいだったよなぁ。　でもペース的にはＯＫとは言っても、ビリーヴが徹底的にマークしてる点が去年とは違うなぁ。　案の定、４コーナーを回ったあたりでショウナンカンプはあっさりと捕まってしまった。　でも、ぺんたはそれはある程度考えていたのでショウナンカンプは無印にしていたのだ。　よし、ここまでは狙い通りだ！　ってか、ビリーヴ・・・か？？　そう言えばこの馬、前日の時点で印を打っていたよーな。　ヤバイ・・・あんまりこの馬には厚く流してないぞ・・・。　でも、外からピンク色の帽子も伸びてきた！　我が◎・サニングデールだ！　お前が差し切れば何も問題は無い！　さあ、一気に差し切ってしまえ！

　しかし、抜け出したビリーヴの脚色は全く衰えが見られない（爆）　サニングデールも伸びてはいるが、相手も良く伸びているのでは・・・（−−；；）　結局、１馬身の差は最後まで詰まらずビリーヴが先頭でゴールを駆け抜けてしまった。　サニングデールは惜しい２着。　しかし勝った馬は最内で、サニングデールは大外だったから、これは完璧に枠順が響いた格好だよなぁ・・・残念。　ってか、何でビリーヴとの組み合わせを馬連の１００円ポッキリしか持ってないんだろう（爆）　そういえば、前日☆（日刊スポーツでの、４番手評価の印）を打ってたことを、レースが終わってからハッキリと思い出したべ（自爆）　しかも、３着に○のリキアイタイカンが狙い通りに突っ込んできたもんだから、悔しさ倍増！　しまった、総流しするんなら３連複だったか・・・。　結局、３連複の払い戻しは３００倍を超えたらしい。　あぁ、馬連で総流しをしたばっかりに、的中こそしたもののかなり安くなってしまったぜ。　当然、元割れという有り様（爆）　ホント、予想は良い線ついても馬券の買い方がヘタクソだってのはどうしよーもないな。　ってことで、帰りの新幹線「こだま」の中では（万馬券を取り損ねたのもあって）疲労でぐでーっとなってしまった、２００３年の名古屋遠征でした。　ちきしょー、いつか今日の分もまとめて取り返してやるぞーっ！（って、いつのことになるやら（苦笑））

　　（右上写真：　本馬場入場での我が本命・サニングデールの写真。　スタンドからの撮影だったんでどうかなと思ったけど・・・まあギリギリ何とか、って感じかな）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　１８の単。あと１５−１８の馬単表裏を中心に、１８がらみの馬券で勝負！　総流しにしてたんで、１−１８の馬連は１００円分だけ取れたんだけど、それだけ。　収支はマイナス・・・あぁ、本文でも触れたけど何故１を無印扱いにしてしまったんだろう・・・（爆）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったビリーヴは牝５歳でこれで通算２３戦９勝（うち海外１戦０勝）となった。父サンデーサイレンス、母グレートクリスティーヌ（母の父ダンチヒ）という血統。　主な勝ち鞍は２００２年セントウルＳ（ＧIII）、スプリンターズＳ（ＧI）。　これが重賞３勝目であった。　同馬はスプリントＧＩを連勝したことになるが、これは２０００年に高松宮記念→スプリンターズＳの順で連勝したトロットスター以来で通算３頭目。　ただし、前年のスプリンターズＳ→当年の高松宮記念の順で連勝したケースは初。　またサンデーサイレンス産駒はこの勝利で、ＪＲＡの全２１ＧIレース中１７レースに勝利したことになる。　騎乗した安藤勝巳騎手は、このレースはもとよりＪＲＡのＧIレース初制覇ということになる。　管理した松元茂樹調教師はこのレース初優勝。　ＧI勝利は、やはりビリーヴで制した前年のスプリンターズＳ以来となる。

　（上：　高松宮記念を制したビリーヴ号。右：レースの表彰式後の勝利騎手・安藤勝巳騎手のインタビューの様子。　まあ、ＪＲＡの初ＧI制覇を古巣（笠松）に近い中京競馬場で挙げられたってのも何かの縁、だったのかな？（苦笑））