第５２回朝日杯３歳Ｓ観戦記

　第５２回朝日杯３歳Ｓは、１０番人気だったメジロベイリーが最後の直線で１番人気タガノテイオーと地方所属ネイティヴハートとの３頭の競り合いを制して優勝しました。以下着順です。

　　第５２回朝日杯３歳Ｓ（ＧI、中山芝１６００Ｍ、３歳牡・騙馬、定量、指定、混合、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　まず、雨の心配の無い天気。良馬場で行われた朝日杯３歳Ｓだった。　Ｇ１戦にしては若干お客さんが少なく、ゴール板前で観戦することができた。３時ちょい過ぎに馬券を買う。　今週もテイエムから行ってみた。ツイてる奴にはとことん乗れの構え。　そんな中、定刻３時２０分となる。スターターが台にのぼって、関東Ｇ１のファンファーレが場内に鳴り響いた。

　スタート・・・ロッキーアピールがやや出負けするも、他は互角のスタートだった。メジロベイリーなんかが若干いいスタートだったか。　カルストンライトオがハナを奪う。この馬が逃げるというのはほぼ予想通りだった。テイエムサウスポーが前につけるのも予想できた。　タガノテイオーやネイティヴハート、エイシンスペンサーなんかの人気所は中団に位置していた。

　と言ってるうちに早くも先頭は３コーナーから４コーナーへとさしかかっていた。我が本命のテイエムサウスポーが先頭に並びかけようとする。　ネイティヴハートやウインラディウスあたりも徐々に前との差を詰めようとしていた。タガノテイオーやエイシンスペンサーはまだ中団でじっとしていた。

　直線に入るとテイエムサウスポーが馬場の真ん中を通って先頭に立つ！　声援にも思わず力が入った。「よしそのままそのまま！！」　そして坂を登りきった残り１００Ｍ。ここでレースが終わればぺんたの予想も当たってたのに・・・その残り１００Ｍで外から襲いかかる３頭の馬。タガノテイオーにメジロベイリー、外からネイティヴハート。

　タガノテイオーの脚色は直線入口あたりから素晴らしく、突き抜けるほどだったかも知れないが、坂の途中から若干脚色が鈍っていたようにも見えた。実はこの時・・・脚に故障を発生していたのなんて、見ていたぺんたは全くわからなかった。　そんなタガノテイオーを外から交わしたのが、見慣れたメジロの勝負服・・・メジロベイリーだった。　結局メジロベイリーはゴール前１馬身近くの差をつけて先頭でゴールしたのだった。メジロ軍団に新しい星が誕生したというわけだ。タガノテイオーは２着に入ったものの、直後に藤田騎手が下馬していた・・・大丈夫なのだろうか。（実はその後安楽死処分になったことを知った。本当にかわいそうだよね・・・）　で、我が本命のテイエムサウスポーは５着だったようだ。　ま、馬券は外れたものの、十分に楽しめたこの日の「朝日杯３歳Ｓ」だった。

　　（右上写真：メジロベイリー（３番）はゴール手前でタガノテイオー（８番）を差して優勝した。右端（１４番）は３着のネイティヴハート）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　２の単・複と、２から４、８、１０、１４、１５への馬連流し。　ハズレっす・・・有馬記念で当てるからいいもんね〜〜〜っだ！（苦笑）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったメジロベイリーは牡３歳でこれで通算５戦２勝となった。父サンデーサイレンス、母レールデュタン（母の父マルゼンスキー）という血統で、半兄に１９９８年の天皇賞（春）優勝のメジロブライトがいる。これが重賞初制覇。　前走未勝利勝ちだったのはこのレースが３歳牡・騙馬限定になった１９９１年以降初めてのこと。　１勝馬の優勝は昨年のエイシンプレストンに続く。騎乗した横山典弘騎手はこのレース初制覇。Ｇ１は昨年のスプリンターズＳをブラックホークで制覇して以来の勝利で通算１３勝目。メジロ勢のＧ１勝ちは去年のエリザベス女王杯を勝ったメジロドーベル以来。

　（上：見事に朝日杯３歳Ｓを勝ったメジロベイリー号。右：レースの表彰式後にインタビューに答えた横山典弘騎手。「う〜んよくわかんない」と勝因について話していたものの、その表情は嬉しさに満ちあふれていた）