第５３回朝日杯ＦＳ観戦記

　第５３回朝日杯フューチュリティＳは、断然の１番人気だったアドマイヤドンが１分３３秒８という好タイムで優勝、半兄アドマイヤベガに続く兄弟ＧＩ制覇を達成しました。　以下着順です。

　　第５３回朝日杯フューチュリティＳ（ＧI、中山芝１６００Ｍ、２歳牡・騙馬、定量、混合、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　この日は・・・まず朝に有馬記念の前売りチケットを購入するためＷＩＮＳ立川で朝早くから並んでましたねえ。　まあ、結構楽勝でＧＥＴできたんだけどさ（笑）　その後自宅でゆっくりして・・・再度自宅を出たのが１時前だった。　って・・・今日ってレース発走早いんだよね？　間に合うのか？！（苦笑）

　武蔵野線を使って延々１時間半。　だいたい２時半過ぎに中山競馬場に到着。　実に皐月賞以来ひさびさの入場となる。　スタンドに入る直前に知人と電話、直前の検討に入るもその知人は「このレースは見るだけにするよ」だって。でもまあ、２歳戦のＧIって良くわかんないこともあって難しいからなあ。　まあそんなことしてるうちにもう２時５０分ぐらいになった。　ということで、いよいよスタンドへと向かうことになった。

　パドックは・・・う〜ん、今日は省略（苦笑）　ということで、今日は既に◎をバランスオブゲームっていう馬と決めていたので、それを中心に馬券を購入。　結局、良くわからないんで総流ししちゃってるし（＾−＾；；）　そんでようやくのことでスタンド入場。　スタンドを見渡すと、まあ２歳戦っていうこともあってかそれほど混雑はしていなかったなぁ。　今日は楽々ゴール前の絶好のポジションがキープできたよ。　さあ、あとはレース発走を待つだけだ！

　やがて定刻の３時２５分。　ファンファーレ、そして全馬のゲート入りも終わりいよいよレーススタート。　２歳戦とはいえさすがにＧI、１６頭実にそろった見事なスタートだったねえ。　スタート直後、カフェボストニアンとゲイリーファントムがハナ争い。　スンナリとゲイリーファントムがハナに立つ。　有力馬では若干好スタートを決めたアグネスソニックが前の方に。　１番人気アドマイヤドンや我が本命バランスオブゲームが中団のやや後ろ寄り。　シベリアンメドウ、ヤマノブリザードといったあたりが後方３・４番手あたりからチャンスをうかがう、こんな展開だったよ！

　レースのペースをちょっと計ってみたんだけど、最初の１０００Ｍがだいたい５８秒ぐらいだったかな？（正確には５７秒７）　うーん、若干ハイペースだったかな。　やがて４コーナーへと、有力どころが一気に前の方に。　いつの間にかアドマイヤドンも前に来てるし。　そんで、バランスオブゲームはっていうと・・・うわぁ、馬群につつまれちゃってるし。　でも、有力馬が前のほうで密集してるような感じだったね。　シベリアンメドウなんかはいかにも窮屈そうだったし（実際、この後この馬が審議の対象になってた）。　その中でヤマノブリザードだけが、その先団の密集とは無縁という感じで、大外から差し切りを狙っていた。

　アドマイヤドンも、直線入口では両側からはさまれる苦しい形になってた。　でも、そこをこじ開けるように力強く抜け出して来たよ。　それと同じに先頭に出てたし。　ほええ・・・強靭なんだなあ。　一方でバランスオブゲームはっていうと、馬群の中伸びてきてはいたんだけど、周囲の馬と同じ脚色になってたよ（苦笑）　その中で何の不利もなかったヤマノブリザードが外から伸び脚が目立ってた気がする。でも、アドマイヤドン１頭だけは差すことができず、アドマイヤドンが先頭でゴール。　ヤマノブリザードが２着という態勢で決した。

　着差は１馬身弱ぐらいだったろうか。しかし、この日のアドマイヤドンの苦しい競馬ぶりを見ると、この日のアドマイヤドンは着差以上に強い内容だったんじゃないかな。　で、バランスオブゲームは・・・４着。　うーん、またワイド圏内にぎりぎり引っ掛からずかぁ（苦笑）　しかも、新潟で引導を渡したはずのスターエルドラードに先着されちゃったしなぁ・・・まあ仕方ないかぁ。　この日の勝ち時計１分３３秒８ってのも優秀だけど、６着のシベリアンメドウまではそんなに差のない接戦を演じてたしねえ。　もしかしたら、今年の２歳勢って「最強」を謳われてる今年の３歳世代よりも更に粒ぞろいなのかも知れないな・・・。　そんな印象も受けた、今年からレース名の変わった「朝日杯フューチュリティＳ（うぅ、未だに舌噛みそ（＾−＾；；））でした！

　　（上の写真：　レースの本馬場入場の写真。　写ってるのは我が本命だったバランスオブゲーム。　でも、この後一気に発汗が・・・イレ込み過ぎだったのかなぁ（爆））

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　１４の単・複と、１４から馬連＆ワイド総流しにしました・・・しかぁし、スプリンターズＳに続いてまた４着・・・まいったなぁ（−−；；）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったアドマイヤドンはこれで３戦３勝。父ティンバーカントリー、母ベガ（母の父トニービン）という血統。　重賞初制覇である。　ティンバーカントリー産駒初めてのＧI勝利。　また、母ベガはこれでアドマイヤベガ（日本ダービー）、アドマイヤボス（セントライト記念）に続き３頭目の重賞ウイナーを輩出した。　まさに「偉大な母」である。　この日の勝ち時計１分３３秒８は、１９９７年優勝のグラスワンダーが記録した１分３３秒６に次ぐ好時計。　またこのレースを無敗で制したのはやはりグラスワンダー以来４年ぶりのこと。　騎乗した藤田伸二騎手は、２０００年のオークスをシルクプリマドンナに騎乗して制覇して以来のＧＩ勝ちで、通算６勝目。　管理した松田博資調教師は、このレース初制覇。　管理馬によるＧ１勝利は、ブゼンキャンドルで優勝した１９９９年の秋華賞以来。　なおこの騎手＆調教師コンビは昨年１番人気だったタガノテイオーが故障で２着に終わる悲運を味わったが、その雪辱も晴らした。

　（上：　朝日杯フューチュリティＳに優勝したアドマイヤドン号。　この日は騎手インタビューはＴＶで放映されたものがターフビジョンで代わりに・・・よって、今回の観戦記の写真は２枚だけ（＾−＾；；））