第６１回皐月賞観戦記

　第６１回皐月賞は、圧倒的な１番人気に支持されたアグネスタキオンが好位から直線きっちり抜け出して優勝、まずは１冠を手にしました。以下着順です。

　　第６１回皐月賞（ＧI、中山芝２０００Ｍ、３歳牡・牡馬、定量、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　ひさびさに関東場所でのＧ１である皐月賞。　４月１５日、天気は快晴であった。　この日は午後２時４０分過ぎに中山競馬場に到着した。　中山競馬場に来るのは去年の朝日杯以来２度目だが、さすがに観衆の多さはその時の比ではなかった。　時間的にはちょうど１０Ｒの千葉ステークスの直前くらいだったかな。　そのレースは馬券は買ってなかったがちょっと注目していた。　というのも、このレースは芝１８００Ｍの古馬準オープンであり、どのぐらいのタイムが出るかという点に注目していた。

　結局、このレースは１分４７秒台で決着。なかなかの時計が出ていると思った。それを見届けた後パドックに移動。　いよいよあの「大物」の状態を見極めることとなった。

　さて・・・まずはその「大物」アグネスタキオンの状態を見ようと思った・・・んだけど、すごい人だわ。こりゃ（苦笑）　前が全然見えないし〜。　３分ぐらい待ってやっと拝見できました。どれどれ・・・うん、さすがにそこそこには仕上がっているな。　でも・・・ちょっと一息かな、って気がしないでもないなあ。　一方、ライバルのジャングルポケットは・・・状態はなかなか良さそう。ただ・・・１枠１番がねえ（苦笑）。　

　この２頭の状態を見届けてから馬券を買いに移動したのだ〜！　っていうか、買うのはもうこの２頭の馬連と決めていたってのもあるし、何しろ早めに移動しないと肝心のレース自体を間近で見れないしね〜！　そんで馬券も購入してゴール前に移動、やがて定刻の３時３５分。関東Ｇ１のファンファーレが場内に鳴り響いた。　ゲート入りも無事に終わり、いよいよレーススタート！！

　高松宮記念、桜花賞とスタート前後で汗をかいたぺんただったが、この皐月賞でまたしてもスタート直後に凍りつく（爆）　というのも、馬券の片割れであるジャングルポケットがスタート直後につまづいているではないか！！　しかも落馬しそうなぐらいの・・・これは完全にブレーキかかっちゃったなあ・・・やっぱしシンガリまで下がっちゃったよ（苦笑）　１枠だから作戦か？とも思ったけど、その割にはあのつまづき方はちょっとひどかったかな。　一方のアグネスタキオンはいいスタートを切りサクっと好位につけた。

　ジャングルポケットはかなり後方からだったなあ。２コーナー回ったあたりでは後ろから４・５番手だったしねえ。しかも大外回ざるを得ないし・・・。　いつものポケットの位置取りじゃない。　一方のタキオンは５番手あたりの絶好の位置。　他ではダンツフレームがポケットの前あたり。　これはいつも通りかな。　ちなみに前に行ってたのはシュアハピネスやシャワーパーティーといったあたり。　ポケットは３コーナーからロングスパートするのを余儀なくされてた。　まあ、これでもつとこまでもって欲しいなって感じ。

　やがて直線に入るとタキオンが楽に先頭に並びかける。　レースを引っ張っていたシャワーパーティーらは既に一杯になっていたかな。　ポケットも直線入口ではいい位置に来ていた。　と言っていると内でボーンキングが大きな不利を受けてた。　これは審議かな、ってとっくに審議のランプついてるし！　いつついたんだろう？　でもま、タキオン先頭でポケットも２番手まで来てるし！　よし２頭ともそのままそのまま！！

　しかし・・・タキオンはそのままだったんだけど・・・ポケットはやっぱりロングスパートの影響とかもあって、坂を登ったところで完全に一杯になっちゃってた（苦笑）　最後はダンツフレームに交わされ３着・・・。　まあ、仕方がないかな、今日のレースぶりでは。よく３着に来たよ（＾−＾；）　一方のタキオンはそのダンツフレームに１馬身余りの差をつけてゴール。見事１冠は獲得した。　しかし・・・俺の予想に反してタイムは２分を切れなかったねえ・・・。　勝つには勝ったけど、ちょっと物足りなさも感じたかな。　ポケットはダービーでは充分逆転できるなと言うような印象も受けた。　今日のレースひどすぎだもん（笑）　自分の本来のレースをしてもう１回タキオンに挑んで欲しい。　で、正直なところダンツフレーム余計だよ〜（爆）　まあ、そんなわけで・・・馬券的にはワイドもちょっと買っとけば良かったと後悔もした（爆）・・・今回の皐月賞でした！

　　（上の写真：　皐月賞のゴール前写真！　アグネスタキオン（７番）がゴールするところを今回はバッチシ撮ることができました〜！　場内のほとんどのファンは・・・いい思いができたんじゃないかな？　ちなみに右の２頭は２着のダンツフレーム（１４番）と３着のジャングルポケット（１番））

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　本文でも出ているように１−７の馬連一点です。　でもこんな時って大概１着−３着なんだよなあ・・・（＾−＾；；）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったアグネスタキオンはこれで４戦４勝となった。父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ（母の父ロイヤルスキー）という血統。 全兄に昨年のダービー馬アグネスフライトがいる。主な勝ち鞍は２０００年のラジオたんぱ杯３歳Ｓ（ＧIII）、２００１年弥生賞（ＧII）。　無敗の皐月賞馬は、１９９２年のミホノブルボン以来９年ぶりのこと。　４戦目の皐月賞制覇は最短記録タイ。　また、弥生賞→皐月賞を連勝したのは意外にも１９８７年のサクラスターオー以来１４年ぶりのこと。　騎乗した河内洋騎手は皐月賞は初制覇となった。ＧIは昨年のダービーをアグネスフライトで制して以来の勝利。これで河内騎手は５大クラシック完全制覇となった。（その他に桜花賞＆オークスは１９８６年メジロラモーヌ、菊花賞は１９７９年ハシハーミットで制覇）　管理した長浜博之調教師も去年のダービー以来のＧI勝利。

　（上：　皐月賞でまず１冠を獲得したアグネスタキオン号。右：レースの表彰式後、インタビューに答えた河内騎手。　その発言には早くも次（日本ダービー）を見据えた内容のコメントも聞かれた。）