第６２回皐月賞観戦記

　第６２回皐月賞は、単勝１５番人気に伏兵ノーリーズンが１分５８秒５というレースレコードで優勝、２着にも８番人気タイガーカフェが入り単勝、馬連、ワイドいずれも万馬券になりました。　以下着順です。

　　第６２回皐月賞（ＧI、中山芝２０００Ｍ、３歳牡・牡馬、定量、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　今日は皐月賞。　そういえば、昨年のこのレースではあの「怪物」アグネスタキオンが評判通りの強いレース内容で１冠を獲得し、強烈な印象を残してくれたよな。　あれからはや１年。　今年も・・・いよいよクラシックの戦いが幕を開けた！ でも、今年はそれほど抜けた馬はいなさそうだし・・・混戦模様か？？

　中山競馬場には午後の２時４５分頃に到着。　ちなみに、天候は晴。　馬場が渋る心配は全くなかった。　ちなみにこの日の９Ｒ、古馬1000万円下の条件戦は皐月賞と同じ芝2000Ｍのレースだったんだけど・・・タイムが２分ジャスト。　ほぉ、結構早いな。　もしこれで次の１０Ｒも早いタイムだとしたら・・・かなりの好タイムが期待できそうだ。

　で、その１０Ｒは古馬準オープンの芝のマイル戦。　やがて終了したが・・・タイム勝ちタイムは１分３３秒９。まあこれは普通のタイムかも知れないが、レースの上がりが何と３３秒８！　うわ・・・やはり相当に馬場は良さそうだ。　もしかしたら、１分５９秒台・・・いや、５８秒台も出るかも知れないな。

　パドックはほどほどに済ませる。　いやあ、しかし場内の熱気はすげえなあ。　ということで、馬券買う前にジュースで喉を潤すことに。　で、何でかはわかんないんだけど・・・気がついたらコカ・コーラのボタンを押してたんだよな。　絶対コカ・コーラじゃ嫌だってわけでもなく、ただ何となく押しただけだったんだけど・・・あぁ、今考えるとこの時にふと・・・あのフレーズが頭に少しでも浮かんでさえいればなあ。　虫の知らせだったのか・・・（爆）

　飲み終わってから馬券を買いに行く。　結局、あのフレーズがこの時点で頭に浮かびもしなかった俺は当初の予想通り、チアズシュタルクから馬券を手広く購入。　購入し終わると・・・おぉ、何か人が既にスタンドのほうに向かっていっているではないか！　そろそろ本馬場入場かな、急がねば！！

　本馬場入場・・・って、もう始まってるじゃん！　でもまあ我が◎のチアズシュタルクは一番最後の登場だから、何とか写真は間に合ったべ。　よかったよかった。　しかし、去年の有馬記念の時ほどじゃあないにせよ、さすがに人が多いなあ。　移動するのにも時間がかかるかかる。　それでもまあ何とか目的のゴール前まで移動することができたし・・・あとはレーススタートを待つだけ。　で・・・いよいよ定刻の３時４０分を迎えた。　ファンファーレが鳴ってゲート入りも・・・終了！　いよいよスタートだ！！

　レーススタート！　特に出遅れる馬はいなかったな。　で・・・おお、先頭には見慣れたメジロの勝負服・メジロマイヤーが立ったぞ。　まあこれは予想通り。　何しろ鞍乗中舘ってのもあるしな（笑）　で、印つけたところを中心に位置取りをみていくと・・・バランスオブゲームが３番手ぐらいか。　その横にタイガーカフェがいて、その後ろ辺りに去年の２歳王者・アドマイヤドン。　その後ろぐらいに我が本命のチアズシュタルクがいて、モノポライザー、で１番人気のタニノギムレットといった展開。　もう１頭の人気馬・ローマンエンパイアはどうやら後ろから２頭目。　しかし・・・前半１０００Ｍを通過した時に、後ろにいる馬には「厳しいなー」と思った・・・。

　前半１０００Ｍの通過タイムが、場内のターフビジョンに「５９．２」と出る。　え？思ったよりも遅いな・・・っていうかもうレースは３コーナーの入口にさしかかっていた。　先頭は相変わらずメジロマイヤーで変わらず。　タイガーカフェが徐々に進出を開始している模様か。　で我が本命のチアズシュタルクはって言うと・・・っておい！　早くも３コーナーの中間辺りでムチが飛んでるじゃんか！　うっわぁ手応え悪ぅ・・・はぁ、終わったな、今日は（苦笑）

　早くも今日の外れをほぼ確信したところで（爆）、レースは４コーナー向いて直線に。　先頭は・・・白い帽子か。　・・・ん？？　俺が注目してた馬のとは違う勝負服だぞ？？　で、もう１頭の白い帽子は・・・ははは、いまいち伸びてこねえなぁ。　こりゃ完璧に終わったわ、今日は・・・っていうか、先頭に立ったあの馬は・・・何？！　この瞬間にはわからなかった・・・（苦笑）　

　で、そんな中ようやく人気馬がすごい勢いで迫ってきた。　１番人気のタニノギムレットだ！　大外・・・一番外側を回らされたにも関わらず、その脚は前を行く馬を１頭、また１頭と差していく。　でも、これは直線の短い中山コース。　とても先頭まで届くには直線が短すぎた。　そんでもって結局・・・前出の「白い帽子」がそのまま押し切ってしまったのであった。　この馬・・・一体何だ？！　いずれにせよ・・・荒れたっぽいのだけは認識できたが（爆）

　で、冷静になってカバンからスポーツ新聞を取り出して調べてみると・・・その１枠２番のとこには「ノーリーズン」と書かれていたなぁ。　うっわ全然ノーマークだったよ。　しかも、レース確定後に場内が騒然。　単勝は、ひぃふぅみぃ・・・（￣□￣；）！！　５ケタかい！　単勝で万馬券か・・・すげっ。　馬連は何か５万いくらとか出てるぞ？（苦笑）　そんな感じで、レース終わってしばらくしないと勝ち馬の名前もロクにわかんなかったのなんて久しぶりかも知れないな。　でも、改めて見てみると、ノーリーズンは今日は人気薄のフロック勝ちとは思えないいい内容のレースをしてたよな。　ダービーでは・・・しっかり見直さなきゃいけないなって思ったよ。　そんで・・・ん？　コカ・コーラ飲んだ時に思い出せなかったフレーズって何だってか？？　だってＣＭとかでしょっちゅう聞くべ？？　「No Reason, Coca‐Cola」ってさぁ（爆）

　　（上の写真：　皐月賞での我が◎、チアズシュタルクの本馬場入場から返し馬へ向かう時の様子。　あわててシャッターを押したんでかなり不安だったんだけど、思ったほどはボヤけてなくて良かった（笑））

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　１８の単と、１８から馬連・ワイドの流し馬券（１など数点）。　いやあ、今年初めて全く惜しくない完敗に終わった・・・これだけアッサリ外れりゃあ仕方ないべ！

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったノーリーズンはこれで４戦３勝となった。父ブライアンズタイム、母アンブロジン（母の父ミスタープロスペクター）という血統。　これが重賞初勝利。　ちなみに重賞初挑戦での快挙だった。　重賞初勝利が皐月賞だったのは２０００年エアシャカール以来のこと。　重賞初挑戦での皐月賞制覇となると、１９９５年のジェニュイン以来７年ぶりとなる。　４戦目の皐月賞制覇は１９９８年セイウンスカイなどと並んで最小キャリアタイ。 ブライアンズタイム産駒の皐月賞勝ちは、１９９４年ナリタブライアン、１９９７年サニーブライアンに次いで３頭目。　１５番人気馬の勝利は、１９９７年サニーブライアンの１１番人気を上回る皐月賞史上最低人気馬の勝利。　単勝万馬券は初めて。馬連の５３０９０円は、１９９７年の５１７９０円を上回る史上最高配当。騎乗したドイル騎手は日本のＧI競走初制覇。　外国人騎手の日本のＧI勝ちは、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズをタムロチェリーで制したペリエ騎手以来。

　（上：　皐月賞に優勝したノーリーズン号。右：レースの表彰式後、インタビューに答えたドイル騎手。　この時点では、ダービーにも乗るとファンの前で宣言していたのだが・・・・・・）