第８回ＮＨＫマイルＣ観戦記

　第８回ＮＨＫマイルＣは、単勝９番人気だった伏兵ウインクリューガーが道中２番手追走から直線で抜け出し、後続の追撃を振り切って優勝、タイキシャトル産駒初のＧI勝ちを果たしました。　以下着順です。

　　第８回ＮＨＫマイルＣ（ＧI、東京芝１６００Ｍ、３歳、定量、混合、指定、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　さあ、いよいよリニューアルされた東京競馬場の記念すべき一発目のＧIがやってきたぞ。　本日は、３歳馬によるマイル戦の王者決定戦・ＮＨＫマイルＣ。　戦前の予想では、核たる中心馬不在といわれているし・・・ここは、大胆に大穴を狙っていきたいとこだ！

　よーし、意気込みも新たに頑張るべ・・・といきたいところだったんだけど、ぺんたは数日前から風邪を引いてて、この日もまだ体調が思わしくなかった（爆）　ちなみに、この日は府中本町駅で高校時代の友人と合流することになってて、８時頃に合流。　だけど、この時点でまだ３７度台の微熱が残ってるという有様。　こういう体調なので、とても開門ダッシュができる状態ではなかった（苦笑）　ダッシュは一緒にいてた競馬仲間に任せることにして・・・ぺんたはその友人と一緒に荷物持ちを担当することに。

　午前中のレースは馬券勝負をほとんどせずに、ボーっとしていた。　午前中に勝負したのは、５Ｒぐらいだったべ。　でもって、当然ハズしたし（爆）　ただ、午後に入ってからの９Ｒ・若鮎賞とかいうレースで、ヒシフェアレディという馬の単勝を勝負して、これをＧＥＴ！　やっぱし東京替わりのトニービン産駒は買い、だな！　しかし、１３倍弱もついたのかあ。　１０００円しか買わなかったけど、もうちょっと金額投入しても良かったかもなあ。　まあとりあえず９Ｒは取れたので、次の１０ＲはパスしてメーンのＮＨＫマイルＣの予想を確認することに。　本命はユートピア（これは前日の時点で決定済）。　だけど、対抗には超人気薄・エースインザレースを大抜擢！　でもって、３番手にマイネルモルゲンを指名。　これらの３頭を中心にして、単勝・馬単・３連複などの馬券を購入。　ちなみに、前出の３頭の３連複には１０００円投資。　もし、この組み合わせが１〜３着に来ようものなら・・・恐らく、払い戻し額は１００万オーバーになるなあ。　有り得ないと思うけど（笑）　

　さて、天候状態を見てみると・・・いつ頃からかちょっとわからなかったけどポツリ、ポツリと言った感じで雨が落ちていた。　ただ、馬場状態に影響を与えるほどの雨ではなさそう。　少しだけ表面が湿る程度で、ほとんどパンパンの良馬場でレースができそうだ。　やがて、本馬場入場。　さあ、新装東京競馬場のゴール前スタンドからの記念すべき初撮影だ。　とりあえず、本命にしたユートピアを撮影することに。　パシャッ！　どの程度の写り具合かは、後で帰ってから確認してみるということで。　後は、いつものように１０分〜１５分程度の待ち時間を経て・・・いよいよ発走時刻の３時４０分となった。　新装・東京競馬場で鳴り響く初めてのＧIファンファーレ。　ゲート入りのほうは・・・多少モタつく馬がいたものの、順調に進行。　最後の１８番・トーセンオリオンのゲート入りが終わり、いよいよ態勢完了！　

　レーススタート！　８枠の馬がいずれも好スタートを切ったようだ。　さて、後は俺が重い印を打ったエースインザレースがハナに立てば良い！　行け、行け・・・・・・良しっ！　俺の思惑通り、先頭に立つことに成功したべ（笑）　直後にギャラントアローやウインクリューガーなど。　人気どころでは、サクラタイリンやヒューマが中団やや前め。　我が◎のユートピアは・・・おいおい、中団ってちょっと後ろ過ぎやしないか？　その隣にマイネルモルゲン（▲）か。　１番人気のゴールデンキャストはと言うと、思った通りで最後方から。

　今回は、前半のペースはちょっとチェックしていなかった。　というより、している余裕が無かった。　さて、レースはエースインザレースが先頭のまま、４コーナーを回って直線に入ってきた。　この時点でぺんたの興奮は最高潮に！　何故なら、印上は本命と対抗にしたものの・・・馬券的には事実上「ユートピアとエースインザレースの、本命２頭態勢」の買い方をしているからだ！　つまり、このまま逃げ切ってしまっても全然ＯＫということだ！　よーし、このまま逃げ切ってしまえー！　って・・・残り４００Ｍぐらいのところでウインクリューガーに捕まってしまった（爆）　だけど、馬単２着づけの「総流し」もしているから、２着だとしてもＯＫだ！　よしこのままだ、残れ残れー！　３番手から後方がなかなか差が詰まってこないまま・・・残り２００Ｍも切ったぞ！　これはもしや・・・やったか？！　

　しかし、残り１００Ｍあたりから急に後続との差が詰まってくる。　そして・・・遂に残り５０Ｍの地点で、後続馬群に吸収されてしまった（爆）　でも、良くみればその馬群に我が本命のユートピアが混じっているではないか！　よし、じゃあ替わりにお前が抜け出せ・・・って思う間もなく、黒い帽子の馬が２番手に抜け出してしまった（爆）　そして結局、直線途中で抜け出したウインクリューガーはそのまま押し切って優勝。　２番手が３番だから・・・エイシンツルギザンのよう。　何だよー結局「出走メンバー１８頭中、１６００Ｍ戦の重賞を勝っている２頭」で決まったってことかい！　ちなみに、３着がマイネルモルゲンで、ユートピアが４着。　エースインザレースが５着争いっていう態勢でゴールした感じ。　写真判定の結果、エースインザレースは５着だった模様。　ってかこれって・・・前の２頭さえいなければ、俺の渾身の３連複が成就してたってことかい！（爆）　邪魔しよってーーーー！　まあでも、ゴール手前まで手に汗握れたからいっか。　◎、○、▲の３頭がいずれも掲示板を確保したんだから、予想的にもそれほど大ハズしってわけではないしね。　でも、だからこそ馬券を獲りたかった・・・（苦笑）

　　（上の写真：　我が◎、ユートピアの返し馬の時の写真。　ま、またしても近視モードで撮影してしもた・・・（爆）　なので、ちょっとボヤけてしまっています・・・）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　単勝の１１番＆１７番と、１１番と１７番から馬単２着づけ総流し。　あと、３連複は９−１１−１７の一点勝負。　その３連複は・・・３着・４着・５着だったなあ。　惜しすぎる！！（爆）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったウインクリューガーはこれで８戦４勝となった。父タイキシャトル、母インヴァイト（母の父ビーマイゲスト）という血統。　主な勝ち鞍は２００３年アーリントンＣ（ＧIII）。　重賞２勝目。　ＮＨＫマイルＣでの内国産馬の優勝は、前年のテレグノシスに続いて２年連続。　タイキシャトルの産駒は、初年度からＧI勝ち馬を輩出したことになる。　またウインクリューガーは単勝９番人気だったが、これは過去８回の中で最低人気での優勝となる。　騎乗した武幸四郎騎手はこのレースは初制覇。　ＧI勝ちとなると、２０００年秋華賞をティコティコタックに騎乗して優勝して以来で、通算２勝目。　管理した松元茂樹調教師もこのレースは初制覇。　管理馬によるＧI勝利は、ビリーヴで優勝した３月の高松宮記念以来で、２００３年のＧI２勝目。

　（上：　見事にＮＨＫマイルＣに優勝したウィンクリューガー号のウイニングランの様子。　右：レースの表彰式後、インタビューに答えた武幸四郎騎手。　って、今度は撮影時のサイズ設定を間違えてしまった・・・。拡大したらやはりボケてしまったし・・・（自爆））