第５３回安田記念観戦記

　第５３回安田記念は、単勝４番人気に甘んじていた実力馬アグネスデジタルが、ゴール寸前でアドマイヤマックスを差し切って優勝し、地方と海外を含めてＧI通算６勝目を達成しました。　以下着順です。

　　第５３回安田記念（ＧI、東京芝１６００Ｍ、３歳以上、定量、国際、良）全着順

配当

［ＰＥＮＴＡの写真付観戦記！］

　さあいよいよ春の「東京ＧI３連発」も、残すは今日の安田記念を残すのみとなった！　しかし最初のオークス、先週の日本ダービーと・・・馬券的には惨敗！　特に日本ダービーなんかは、印通りの４頭ＢＯＸで良かったんだよなぁ・・・まあ、過ぎたことを悔いても仕方がない！　今週こそだ！

　７時過ぎに競馬場に到着。　２時間近く時間をつぶした後、８時５０分に開門！　いつも通りに開門ダーッシュ！！・・・って、走りはじめてすぐに足に激痛が（−−；；）　最後は歩くよーに目的の座席にたどり着く有り様（爆）　それでも、何とか座席は確保でき・・・ほっと一息。

　ちなみに、馬券勝負のほうは３Ｒから勝負するも・・・１０Ｒまでで、馬券を購入したレースではことごとく不的中（爆）　しかも、１０Ｒなんてずっと追いかけてたロードフォレスターが２着で、配当もそこそこついたってのに・・・何故か今回に限ってこの馬の馬券を買ってないという始末（超爆）　ホント、この第２回東京開催はカンが冴えてねぇなぁ。　こーなったら、やっぱし安田記念で今年のＧ１初的中を決めるしかないな！

　さて、安田記念はと言うと・・・◎はテレグノシスに打ってたのだが、ちょっと人気サイドなのでこれ絡みの馬券のみ買ってたのでは少々面白みがない。　ということで、当日になってデザーモ騎乗で急に気になったタイキトレジャー絡みの馬券も購入することに決めた。　これならば、仮にタイキが３着だとしてもプラスになるだろう。　ということで、いつもの通り馬体重だけ確認すると・・・速攻でマークだけしておいた投票カードのみを持って、馬券を購入。　よし、これなら本馬場入場の撮影は間に合いそうだ。　

　そしてスタンドに戻ってくると・・・間もなく本馬場入場！　デジカメを急いで取り出して・・・撮影！　まあ、ちょっと遠いかも知れないけど・・・後はレース発走を待つばかり。　天気は晴！　馬場状態はもちろん、良！　これは、レコード決着も十分期待できそうなコンディションだ。　そして、発走時刻の午後３時４０分になり・・・スターターが台上に！　春の東京ＧI３連発の最後であり、そして２００３年春の関東ＧIの締めくくりとなる、安田記念のファンファーレが鳴り響く！　各馬のゲート入りが始まる・・・さすがに古馬のＧI、ゲートで手こずる馬もない。　最後に・・・大外１８番、我が◎・テレグノシスがゲートに入り、スンナリと態勢完了！

　レーススタート！　ってか、まずこのスタートで波乱が発生。　内枠で白い帽子が出遅れたー、って思う間もなく場内がザワつく。　１頭落馬したようだ。　場内放送によると、出遅れたのはミスキャストで、落馬したのはダンツジャッジらしい。　早くも１頭が消え１７頭による争いへと変化。　ミデオンビットが先頭に立つのはある程度予想通り。　人気を背負ったローエングリンが２番手で、これもほぼ予想の範囲内。　ビリーヴやダンツフレーム、アドマイヤマックスといったところが前め。　○タイキトレジャーがその直後あたり。　その後ろの内側にアグネスデジタルがいて、◎テレグノシスはちょうどその直後。　ローズバドの外側あたりにつけていた。　そして、その後ろからイーグルカフェといった態勢。

　前半の８００Ｍは・・・４６秒そこそこ（実際には４６秒０）。　ちょうど平均ペース・・・ちょっと早めといったところか。　やがてレースは４コーナーを向いて、早くも直線。　しかしこの府中のマイルＧIは、ここからが勝負。　ミデオンビットが先頭のままで直線を向き、馬群が一気に横に広がった。　これは、最後の追い比べで勝負が決することになりそうだ！　テレグノシスは一番外。　さあ、こっから一気にまとめて差し切ってしまえ！

　ミデオンビットの逃げは、残り３００Ｍを過ぎたあたりまで。　道中終始その直後につけていたローエングリンが、ミデオンビットを交わして正に「満を持して」先頭に。　一方、テレグノシスはやはり外を回らされたロスが響いてか、どうも今ひとつ伸びを欠いている・・・うーん、今週も馬券はダメっぽい（−−；；）　気を取り直して先頭に目をやると・・・ローエングリンがまだ先頭。　残り１００Ｍを切った！　このまま押し切るか？！　　しかしこの安田記念、この残り１００Ｍからが本当の攻防だった・・・。　

　ローエングリンが残るかと思われた残り７０〜８０Ｍのところで、そのローエンをマークする形で終始先行集団につけていた武豊・アドマイヤマックスが、ローエンを捕らえた！　キッチリマークしていただけあって、ローエンを交わすタイミングも絶妙。　うわーさすがユタカか・・・と、そう思う間もなくその２頭にまとめて襲いかかる、見慣れた「アグネス」の勝負服・・・アグネスデジタルが馬場の中央を飛んできた！　アグネスデジタルが、ゴール寸前で抜け出したアドマイヤマックスを捕らえにかかる。　脚色は断然アグネスだ。　クビ、アタマ、ハナ・・・どうやら交わしたか？？というところがゴールだった。　最後ターフビジョンで確認したが、どうやらアグネスデジタルがわずかに差し切っているようだ。　勝ち時計・・・１分３２秒１は当然、新コースのレコードタイム。　しかし、アグネスデジタルはこれでＧI６勝目・・・そういえば、かつてはマイルＣＳでもレコードとか出してたよなぁ。　うーん、やっぱり強い。　そして、テレグノシスはどうやら６着か７着かと言ったところだなぁ・・・うーん、やっぱり枠順の有利不利が響いたのかなぁ（−−；；）

　ところが、競馬ってのは・・・・・・最後の最後、それこそ下駄を履くまで何が起こるかわからないから、油断ならないんだよなぁ。　安田記念も外してしまい、半ばヤケ気味で買った最終１２Ｒ。　５頭の３連複ＢＯＸを１００円ずつ購入。　１着と２着に来た馬は買った覚えがあるんだけど、３着に来た馬（２番）を買った覚えが無いんだよな。　今日は最後まで的中ナシか・・・と思って諦めていたところ、買った馬券を再度確認してビックリ！　３番の馬を５頭の中に含めていたはずだったんだけど、何故か（３）って書かれてるはずの馬番のところに（２）って書かれてたんだよ！（爆）　まあ、早い話が投票カードにマークする時に、馬券の番号を塗り間違えたらしい。　で、何故かその間違えた方のが３着だったんでこの馬券は結果的に「的中」ってことになったのだ。　しかもこの２番の馬があまり人気なかったよーで（確か、１０番人気前後だったはず）、この買い間違えのはずの３連複ＢＯＸ馬券は、結局「万馬券」に化けてしまったよ。　うーん、買い間違えた馬券でしか的中できんのか、俺は・・・でもまあいっか、買い間違いだろーとなんだろーと、払い戻しが受けられれば（苦笑）

　　（上の写真：　安田記念の本馬場入場の写真。　写っているのはぺんたの◎だったテレグノシス。　当然、マイホースということで◎にしないわけにはいかなかったのだ！）

［ＰＥＮＴＡの勝負馬券・結果！！］

勝負馬券：　１８の単と、１５の単という「単勝２頭態勢」。　そして、その２頭から馬単２着付けで総流しというのが勝負馬券だった。　しかし、片や８着で片やシンガリ（完走１７頭中１７着）では・・・どうしよーもないわな（爆）

［優勝馬の戦歴及びレースデータ］

勝ったアグネスデジタルはこれで２７戦１２勝（地方６戦４勝、海外３戦１勝を含む）となった。　父クラフティプロスペクター、母チャンシースクウォー（母の父チーフズクラウン）という血統の外国産馬。　主な勝ち鞍は２０００年マイルＣＳ（ＧI）、２００１年南部杯（統一ＧI）、天皇賞（秋）（ＧI）、香港Ｃ（国際ＧI）、２００２年フェブラリーＳ（ＧI）など。　ＧIは地方・海外含めてこれが６勝目。　重賞はちょうど１０勝目となった。　同馬は、これで中央のＧI競走を４年連続で優勝したことになる。　これは、１９９６年〜１９９９年に４年連続でＧI優勝（通算５勝）を果たしたメジロドーベル以来のこととなる。　騎乗した四位洋文騎手はこのレースは初制覇。　ＧI勝利は、同じアグネスデジタルに騎乗して優勝した２００２年のフェブラリーＳ以来。　管理した白井寿昭調教師もこのレースは初優勝で、管理馬によるＧI勝利はやはり２００２年のフェブラリーＳ以来。

　（上：　安田記念で優勝したアグネスデジタル号。右：レースの表彰式での記念撮影の様子。　今回はインタビューの写真を撮影できなかったので、代わりにこの写真を載せました）